血圧の薬はやめることができるのか?

よく、一度血圧を下げる薬を飲み始めると、二度とやめられないという話を聞きます。

 

実際のところはどうなのか、副作用などがあったり、薬を飲んでいた影響でやめたとたんに血圧があがったりはしないのでしょうか。

 

日本高血圧学会高血圧治療ガイドライン作成委員会と日本高血圧協会、NPO法人ささえあい医療人権センター COMLから「一般向け『高血圧治療ガイドライン』解説冊子」が提供されています。

 

ダウンロードできるサイト:http://www.jpnsh.jp/guideline_g.html

 

高血圧治療ガイドラインは実地医家(専門医ではない開業医)向けのガイドラインになっています。

 

この解説冊子は「高血圧治療ガイドライン」を作成した委員会の方々が、患者さん向けに高血圧に関する情報を分かりやすく解説したものになっています。

 

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高血圧の薬はやめることができるか?

 

この解説冊子によると、高血圧を下げる薬をやめると、根本の原因を治療する訳ではないため、やはり元に戻って高血圧になる可能性が大きくなるとのことです。

 

ですが、やめられないという訳ではなく、降圧薬をやめることが出来る患者さんはいるけれど、やめるためには二つの条件が必要だと提示しています。

 

①薬を使っている条件下で血圧がしっかり正常に下がっていること

 

これは当然ですね。

 

処方された薬をちゃんと飲んで、血圧が下がってからということですね。

 

ここでいう血圧は、家庭血圧を測定して確認することが重要であるとのこと。

 

②減塩・運動・肥満是正など生活習慣の改善ができていること

 

こちらも大きなポイントになるようですね。

 

やはり、高血圧の原因といわれている生活習慣を変えていくことが大事だということですね。

 

この二つの条件をしっかりクリアしつつ、家庭血圧を日々測定していけばⅠ度の高血圧(140~159/90~99 mmHg)では、1薬剤で低用量の場合、20~30%の患者さんで降圧薬をやめることができ、2薬剤以上を飲んでいる場合でも薬の減量が可能となるそうです。

 

但し、生活習慣が再び悪化すればまた高血圧に戻ってしまうということと、加齢による血圧上昇には注意が必要なので、薬の服用をやめられたとしても家庭血圧の測定は続けなければなりません。

 

生活習慣の改善のポイント

 

日本人の高血圧の約 90%を占める本態性高血圧(遺伝や食塩の過剰摂取、肥満などさまざまな要因が組み合わさって起こる高血圧)では、減塩、運動、肥満是正などの生活習慣を修正する治療法が大事ということで以下のポイントをあげています。

 

1.減塩

2.野菜や果物を積極的に食べる。脂肪分を多く含むものを控える

3.減量(BMI25以下推奨)

4.運動(ウォーキングなどの有酸素運動推奨。無酸素運動は不向き)

5.アルコールを控える

6.禁煙(間接的に吸い込むのも出来るだけ避ける)

 

二次性高血圧(腎臓やホルモンをつくる内分泌腺の病気によって血液量が増えること、血圧を上げるホルモンが体の中に多くなることや、 心臓や血管の病気が原因で起こる)では、高血圧の原因となる病気の治療が基本となるとのことです。

 

結論としては本態性高血圧では薬の正しい服用と効果がみられ、生活習慣を改善できれば薬をやめる、または減らすことが出来る可能性があるということです。

 

いずれにしても、薬を処方してもらっている病院や、先生などに相談しながらになると思いますが薬に頼らない生活に変えていきたいですね!

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血圧

Posted by UG